「えっと……どういう事ですか?」 「さ、さぁ……」 夏依ちゃんは戸惑ってるけど、僕にもさっぱり。 何で2人が一緒に?? 「実はさ、俺ら2人の後を尾行してたんだ」 「えぇっ!?」 ずっと見られてたって事!? そういえば、視線のようなものを感じたけど。 「あやちゃんが俺に相談してきたんだ。やっぱ不安だって……。だから2人で尾行して監視する事にしたんだ。そしたら案の定」 純は大袈裟なため息をついて、頭を抱えた。 そしてまたパンっと僕を思いっきり叩いた。