「会えて嬉しいっ」 いつもの調子で豪快にハグ。 周りに人がいるがお構いなし。 「く、苦しいです……」 「んふふ。ごめんねぇ~」 フワフワ笑顔を見たら胸がキューンとなって癒された。 「あ、あの……」 智也さんの隣にいた清楚系の子がオロオロした様子で私を見てた。 この子…誰だろ。 数秒の間、私とその子は見つめ合った。 「この子は真北夏依ちゃん。担当してる患者さんだよ」 この子が夏依ちゃん……。