「あのね、僕は…あやちゃんが嫌だなって思う事は、したくない」 智也さんが何を言いたいのか。 もう何となくわかってしまった……。 「あやちゃんが嫌がるなら、できれば止めてあげたいよ?」 つまりそれって……。 「でも、ここで中断するのはあやちゃんのためにならない事…だから……」 中断するのは無理。 最後まで治療を受けてほしい、と遠まわしに言ってるんだ。 「智也さん…意地悪っ……」 あ…また八つ当たり……。 私は小さく「ごめんなさい」と呟いて、智也さんの胸に顔を埋めた。