「ぃやっ……もぉ…やらっ……!?」 私は逃れようと必死になってた。 そしてついには、智也さんの胸板を右手で叩いてしまった。 「わっ……あ、危ないよ~」 苦笑いしながら、智也さんは手を止めて診察台を起こしてくれた。 「コラコラ~。治療の最中にそんな事したら、危ないよ~」 私のした事に怒らず、ユルフワな彼。 「っ…ぅ…」 「…大丈夫?ごめんなぁ」 「…ぅ…ひっく……」 泣いて嗚咽がきて、智也さんの言葉に耳を傾ける余裕がない。