他愛のない話を少しして、また治療が再開された。 まだ半分以上残ってるらしい。 麻酔が使えない分、削る時間が長いと不安でたまらない。 痛くない痛くない、と必死に言い聞かせながら早く終わるのを待った。 「どうー?痛みはないかなぁ?」 なかなか終わらない。 不安は膨らむ一方。 そして微かに、沁みるような独特の痛みを感じ始めた。 少しくらいなら…痛いのも、我慢できる…。 何て思ってたけど、痛みは強くなっていき、終わる気配もない。 不安に支配されて、嫌だ嫌だという気持ちが湧き上がってきた。