「あの…治療、しても…いい、かな?これ以上進行しないうちに治したいから」 痛いのは嫌。 治療は嫌で、痛い治療ってわかってるなら尚更嫌。 ただ、放置して根幹治療を受ける破目になるのはもっと嫌。 「な、治して…くださいっ……」 声も体も、ガクガク震えてた。 震える私の手の上に、智也さんの手が重なった。 「ゆっくり進めていこうね」 フワフワな笑顔が、少し緊張を解していくような気がした。