振り向いたら、そこには僕が1番会いたいと思ってる人。 世界で1番愛しい彼女。 「…あや、ちゃん……」 「智也さんっ……」 彼女は僕の名前を呟いて、泣きそうな顔をした。 たまらず、あやちゃんの腰に腕を回して自分の方に抱き寄せた。 久々に触れた、華奢な体。 お腹の子は成長したようで、お腹が少し大きくなってる。 「あやちゃんっ……」 やっと、触れられた。 愛しい気持ちが込み上げてきて、ギュッと強く強く抱きしめた。 あやちゃんと温もりと香りを、体いっぱいに感じた。