結局、写真は消去してもらえないまま。 あんなの、どうする気? まさか!! 意地悪な彼方の事だから、よからぬ事に使うんじゃ!! あ~、悪用されたらどうしよう~。 「……あや、ちゃん?さっきからどうした?やけに落ち込んでない?」 「あっ……」 智也さんの声に、ハッと我に返る。 そうだった……。 今は放課後。智也さんと2人でカフェに来てるんだった。 仕事を勝手に抜けてきた彼は当然白衣姿。 う~ん、カッコイイ!!