その日の夜、智也さんから電話が何度もきたけど、無視してしまった。
ほっぺだけど……彼方にまたキスされた。
しかも智也さんの前で。
とびきりの気まずさを感じてしまい、結局私は逃げた。
「あや~?ご飯、食べれる?」
いつの間にやら仕事から帰ってきた兄が、ノックもなしに部屋に入ったきた。
「……ごめん。いらない」
食べれそうにない。
家に帰ってきてからまた、吐き気がする。
「顔色が悪いな。でも、少しくらい何か食べた方がいいよ」
「……ん」
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