【智也side】 あやちゃんは逃げるように走って行ってしまった。 「あーあ。本当に恥ずかしがり屋だなぁ、あやは」 腕を組んで、愛おしそうにあやちゃんを見つめる……。 「あ、あのさ…確認だけど……」 「はい?何です?」 「キミが……例の松井彼方くん?」 「そうですけど……。ってか、例のって、どういう事ですか?」 こ、この子が噂の松井くん!! なるほど……。 この子が僕の宿命(?)のライバルかぁ~。 まずは敵を観察しなくては!! ジーッと松井くんの顔を凝視した。