朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。


……本当は、皆。

泣きたいんだと思う。

でも、泣かないで我慢している。

でも、泣いちゃった僕はずるい子だ。

その後は、新太が全部説明してくれた。

でも、実感しないみたい。

そうだと思う。

だって、咲良は“記憶喪失”なんだから。

記憶を失っていて、実感しろ。

だなんて言っちゃ駄目だよ。

咲良は、僕に謝った。

「どうして謝るの?」

そう聞いたら、

「人に忘れられるって悲しいでしょ?それで泣いたのかな……って。」

心配そうに見つめてくる咲良。

僕は、クスっ、と笑う。

「大丈夫!僕、強いから!気にしてくれてありがとう!」

口角をおもいっきり上げる。

「ちょっと、トイレに行ってくるね!ごめん!」

そう言って、トイレとは逆方向の自分の部屋へ行く。

……嘘つき。

強い、なんて嘘だよ。

本当は、凄く弱くて。

涙が、止まらないんだ。