大雅の部屋のドアを開けると、皆がいた。 それに、安心したのか。 それとも、不安になってしまったのか。 涙が、ポタポタとこぼれ落ちた。 「どないしたんや!」 皆が駆け寄ってきた。 「…………“また”、咲良の記憶が無くなっちゃった……。」 そう、残酷な言葉を発すると皆は唖然とした。 「う、そだ。」 隆太は、苦しそうに顔を歪ませた。 皆も、顔を伏せている。 「皆……咲良の部屋に来てくれる?」 そう聴くと、首を縦にふってくれた皆。