「そろそろ、お時間です。」 スタッフに、そう言われた。 「はい、解りました。」 と、私は黙り込む。 緊張する。 「咲良……」 「ん?」 「ありがとう。」 お父さんの声は、今にも泣きそう。 お父さんの馬鹿! こんな、所で泣いたら恥ずかしいじゃない……。 そう、思っているとゆっくりと扉が開く。