「なぁ、帰る前に公園寄っていかん?」 「うん…?」 じゃあ、行こう。 そう、笑って手を握ってくれる。 新太の手は、何だか冷たかった。 * 私達は、病院近くの小さな公園に来ていた。 そして、ベンチに腰をかけた。 葉は、黄緑や緑から少しずつ赤や黄色…早いものは数枚枯れ葉になっている。 「………なぁ、咲良?」 ボーっと、景色を見ていると新太に声をかけられた。 「…何?」 私は、新太の顔を見る。