「……大翔と、これからも。 仲良くしてやってくれ。」 その顔は、もう立派な“父親”の顔で。 大翔は、幸福者なんだなぁ……と実感した。 「うん。解りました。」 と、返事をするとゆっくり笑顔になったおじさん。 「ありがとう。」 * 理恵さんに案内してもらって来た、大翔の部屋の前。 ノックを3回する。 「……どうぞ。」 すると、奥から低い声が聴こえた。 カチャ……と、ゆっくり部屋に入る。 「お邪魔します……。」 と、大翔を見る。 大翔は、ベッドに座っていた。