「………行こう、咲良。 お母さんが、待ってる……。」 「そう、だね。」 切なそうな声を聞き、胸をキュッと締め付けられる。 それから、ずっと私達は手を繋ぎながら大雅のお母さんの所まで行った────。 * 「着いた……。」 私達は、大雅のお母さんの前に立つ。 ……もう、あの優しい笑顔は見れない……。 そう思うと悲しくなった。 私達は、しゃがみ手を合わせる。 ……お久しぶりです。 目を瞑ると、沢山の事が溢れる。