「ありがとう。大丈夫だよ!」 と、笑って見せる。 それに、ホッとした表情になる大雅。 今は、大雅と電車で大雅のお母さんの所に行く。 ……つまり、お墓参り。 久々に、挨拶………しなきゃいけないと思って。 あれから、長い年月が経ったから。 「咲良、もう少しだよ。」 そう、声をかけてくれた大雅。 「うん………。」 そう、応えるとギュッと私の服を掴んだ大雅。 それが、まるで幼い子供の様。