私は、下唇を噛み締めた。 少し、血が滲み鉄の様な味が口に広がる。 「大丈夫よ、咲良。 私達は、絶対に戻ってくる。 咲良の元に。」 フワリと、笑ったお母さん。 「本当に? 約束……?」 私は、お母さんを見つめる。 「えぇ、約束。 絶対に会いに行くから待っていて。」 「っ、解った……。 絶対だからね。」 と、私はお母さんとお父さんを抱き締めた。 すると、お母さんとお父さんも抱き締め返してくれた。