だけど、もがき苦しむ兄貴。 「医者は……!医者は……まだなのか!?」 俺は、焦りながらバッと亜美を見る。 「まだ、来ない……!」 亜美も焦っていた。 すると、ガシッと腕を捕まれた。 。見ると、兄貴が俺の腕を掴んでいた。 「っ、はぁ……はぁ…… 咲、良を…………俺、達の、宝を。 ……た、のんだ……ぞ…………。」 最後は、もう聴こえないぐらい小さい声で。 泣いていた。 ピー! 音が鳴り響く。 機会の画面は、“0”を表示している。 「あ、あ…… っ!」 声に出ない程の悲しみが襲う。