*佐久真side* それは、もう。 “運が悪かった” 、としか言えない。 これは、幸せで残酷な。 過去のお話。 ─────────────── ────────── ──── 「兄貴。」 「おー、佐久真!」 新婚ホヤホヤの俺の兄貴と亜美の姉貴。 そんな二人の家に俺達は、お邪魔していた。 「久しぶりだな。元気だったか?」 「おー……。」 素っ気なく答える俺。 「生まれた赤ちゃんは?」 亜美が、目を輝かせて言う。 「ここよ?」 そうでてきたのは、亜美の姉貴。 義理の姉貴だ。