「っ、あぁ……俺、頑張るから。」 涙ぐむ声に泣きそうになる。 私は、少し上を向いてグッと奥歯を食いしばる。 「……うん。……桃も、だからね。」 桃は、目を見開いた。 「そこまで、覚えていたの?」 「勿論。」 と、私は新太から離れた。 「大翔。」 私は、大翔をギュッと抱き締める。 「大翔。大翔のパパ……おじさんが何で再婚したか解る?」 「……今なら、少しだけだけど解るかもしんねぇ。」 ボソッと掠れた声で呟いた大翔。 「そっか。」 私は、ホッとする。