朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。


え……ちょっと待って……。

私……大雅のお母さんなんて知らない……。

……記憶が戻ってきてる……?

『大雅くん、いくよーっ!』

私が投げた水色のボールは大雅を目掛けて転がる。

『とーれたっ!咲良ちゃ……あっ!』

小さな紅葉の様な手はボールを取って、投げようとする。

だけど、ボールが手から滑り落ちた。

『ボールさん、まてー!』

そのボールは、止まることを知らない。

ついには、道路に出てしまう。

大雅は、無邪気にボールを追いかける。

「だ、駄目!」

声に出すが、ずっと走る大雅。

『大雅!?』

大雅のお母さんは、必死で大雅を追いかけた。

『大雅くんっ、行っちゃだめ!』