*咲良side*
「……お母さん……。」
ねぇ、この苦しいのは何……?
大雅の過去を聞いたから?
頭痛が酷いから……?
それとも……
全ての記憶が思い出しそうだから?
よく、解らないよ……。
「……咲良、思い出しそうか?」
そう聴かれて、コクリと頷く。
「……咲良……。お前は記憶が戻っても。
コイツらと……私達と一緒に居れるか?」
「どうして……?」
私は、不安げに聴く。
「私達は、お前に酷いことをした。
だから、記憶が戻ったお前は私達に幻滅して嫌うだろう。」
「………………い。」
私は、小さい声でボソッと呟いた。
「え……?」
「そんなこと……っ、そんなことないっ!!」
今度は、皆に聴こえるように叫ぶ。
皆は、いい人だから。
皆のせいでもないから。

