*新太side* 「咲良っ!」 呼ぶけど、呼んだけど。 追いかけれなくて……。 いや、追いかけようとしなくて。 その、細い体に触れることは出来んくて。 悔しくて、自分が情けなくて。 「っ、咲良……っ!」 咲良の名前しか呼べんくて。 俺は、自分が嫌になる。 「咲良……。」 亜美さんも、切なそうに咲良を呼ぶ。