「でも……でも……、私達に境界線が見えてくる……。」 私はポロっと一粒の涙を流した。 「っ、咲良……ごめん……。」 「ねぇ、そんなに私に言えないことなの?」 私は顔を上げて新太を見つめた。 新太……皆……お願い。 だけど……。 「ごめんなっ、咲良……。」 その希望は見事に打ち消される。 ガラスが割れるかのように。 「っ、……馬鹿っ!」 私は、自分の部屋を出た。