『早く病院に行かないと気が狂っちゃうかも~。なんてね。』 「っ、」 そんなの……。 「監禁されてるから無理に決まってるよ……。」 「桃……?何いってんだ?」 『じゃあ、この監禁を終わらせれば良いんでしょう?』 親友は見下してくる。 僕には、大翔の声が聞こえてなかった。 親友が言っていること。 それは、咲良の記憶を取り戻せってこと。 「……ねぇ、大翔。」 「あ?」 「皆は、咲良の記憶を甦らそうと必死……なんだよね。」 僕は、大翔の顔を見ずに大翔に聞いた。 「……おう。」