でも、出来なかった。 そんな自分にイライラしちゃう。 「駄目な奴だよなぁ……。」 本当、駄目な奴。 好きな子、1人助けられない。 安心させてあげられない。 それって、情けなくてカッコ悪い。 助けられなかったら、駄目だ。 俺は、咲良を助けなきゃ駄目。 だから、頑張らなきゃ。 いち早く、咲良の記憶を取り戻すんだ。 そして、また笑顔でこの監禁を終わらせるんだ。