*桃sibe*

「ん……」

ズキッ!

「痛っ、」

ハンマーで殴られたような痛みが襲う。

「桃!?」

「隆太君?どうしたの?」

横には、隆太君がいた。

その表情はとても悲しそう。

「どうしたのって……まさか、忘れた?」

「何が?」

何だろ、モヤモヤする。

「桃、倒れたんだよ?」

「え……?」

倒れた?

何それ。

「そんなの……知らない。」