太陽がすっかり落ち、
空の黒さが増してきたとき。



街灯が照らす歩道を歩いていたりんは



道路を挟んだ向こう側のコンビニが
見えた途端、塾へと向かう足が止まった。



何故なら、コンビニから出てきた男が



藤倉翔斗だったような。



"ような"っていうのは、
いつもと違う風貌だったからだ……