『あ、あの…』 「ん?」 お茶を飲み終え、横に座る彼に話しかけた。 この人は一体誰なのか気になったんだ。 だって私は、知らないんだ。 高校生ならともかく、こんな大人の男性は知らない。おそらく、スーツを着ているから社会人であろう。 サラサラの黒髪、切れ長の瞳で形のいい唇……一言でいえばイケメンの大人の彼のことを。