昼休みの教室で、あたしはこっそり持ってきたポテトチップスを食べながら、りさの話を聞いていた。
「それ、マンガかなんかの話でしょ?」
油がついた指先でさすと、ポテトチップスを口に入れようとしていたりさが、手を止める。
「ううん、昨日都市伝説のサイトで見たんだ。マジらしいよ。ゆかりもえみも初めて聞いた?」
どこかりさは得意げな顔をして言った。あたしの隣に座っているえみが、鼻で笑う。
「都市伝説って、たいていさ、人の作った話がウワサになっただけなんだよね」
「でも、このサイトの話はすべて本当です、って書いてたよ」
りさは、ふてくされた顔でポテトチップスを食べた。
「それ、どこのサイトなのよ? ってか続きは?」
あたしは、指についた油をこすって落とそうとした。ぎとぎとしていて、見るからに太りそうだ。
「それが、途中で寝ちゃって。朝起きたら、ケータイの充電切れてて、色んなところから飛んでいったサイトだから、どこかもわかんなくなっちゃった」
オチのわかっていない話をするなよ、と心でつっこみながら、あたしは頬づえをついた。
「それ、マンガかなんかの話でしょ?」
油がついた指先でさすと、ポテトチップスを口に入れようとしていたりさが、手を止める。
「ううん、昨日都市伝説のサイトで見たんだ。マジらしいよ。ゆかりもえみも初めて聞いた?」
どこかりさは得意げな顔をして言った。あたしの隣に座っているえみが、鼻で笑う。
「都市伝説って、たいていさ、人の作った話がウワサになっただけなんだよね」
「でも、このサイトの話はすべて本当です、って書いてたよ」
りさは、ふてくされた顔でポテトチップスを食べた。
「それ、どこのサイトなのよ? ってか続きは?」
あたしは、指についた油をこすって落とそうとした。ぎとぎとしていて、見るからに太りそうだ。
「それが、途中で寝ちゃって。朝起きたら、ケータイの充電切れてて、色んなところから飛んでいったサイトだから、どこかもわかんなくなっちゃった」
オチのわかっていない話をするなよ、と心でつっこみながら、あたしは頬づえをついた。