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センスの良い小物に囲まれた部屋で、今日も爽やかに目が覚めた。
フリルが可愛いカーテンを開けると、眩しい初夏の日差しが差し込んでくる。
大きく伸び上がり、流行りの曲をハミングしながら洗面所に行く。
今日は授業の後、いつものメンバー8人で飲みに行く。
その後、ユウダイがうちにお泊りする予定。
全てが上手くいっていた。
私は完璧にアカリに成り切れている。
彼氏も友人も、実家の両親も、私をアカリと呼び笑顔を向ける。
毎日が楽しくて仕方ない。
バラ色の人生とは、このことだと思った。
嬉しくてニヤニヤしてしまう。
顔を洗い、化粧水をたっぷりつける。
鏡に映る私は、今日も可愛い。
可愛いすぎて、なかなか鏡から離れられない。
鏡の中のアカリにうっとりしていると――
辺りが急に薄暗くなった気がした。
初夏なのに、なぜかひんやり冷たい空気も流れて来る。


