短編集

 


 ◇◇◇


翌朝早くに、スマホが鳴って起こされた。


昨夜は忙しくて3時間睡眠。
まだ眠くて仕方ない。


初めて使う枕も高さが合わず、何だか首が痛い気もする。



目をこすり、ベッドから身を起こす。


うるさく鳴り続けるスマホを手に取った。



電話してきたのは大学の友人。

いつもアカリにベッタリな女子の一人だ。



「もしもし……」



『アカリ、もうっ出るの遅いよ!』



「えー、まだ6時半だよ?
眠いのにー」



『ん?いつも6時に起きてるんじゃなかった?

あ!それより早くテレビ付けて!

大変だよ!アカリの偽物のあいつが、火事で――』




テレビを付けなくても詳しく知っているが、一応ニュース番組を見た。


朝の地元ニュースは、昨夜の火事について報道している最中だった。