短編集

 


 ◇◇◇


ある雨の日。

お昼休みに学生食堂に行った。



アカリの周りは相変わらず賑やか。


女友達4人に、彼氏のユウダイと、その男友達2人に囲まれている。


ワイワイキャッキャと楽しそうに、ランチを食べていた。



少し離れた柱の陰から、その様子をジッと見ていた。



アカリになりたい……

心の中は、渇きに似た想いで溢れそうだった。



お揃いの服や小物を身につけ、髪型やメイクも真似をした。


整形までしたのに、アカリと私は、まだ同じじゃない。



私をアカリだと思って話しかけてくる人も、

人違いに気付くと顔を青くして逃げてしまう。


授業中はなぜか私の周りだけ空席が目立ち、ランチに誘ってくれる人もいなかった。



彼氏のユウダイも、整形してから何故か連絡してこない。


私から連絡すると、

「忙しくて」「また今度な」

そんな風に言われてしまう。