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冬が過ぎ春になった。
バイトに明け暮れて単位がギリギリだったけど、
何とか留年せずに、アカリと一緒に進級できた。
春休み明けの久しぶりの登校。
肩についた桜の花びらを払い、ウキウキした気持ちで正門を潜った。
玄関ホールに入ったところで、前から歩いてくる女子二人に声を掛けられる。
「アカリ、おはよー」
「おはよう!」
「課題やってきた?
私、やったけど自信なくて」
「私もー。難しかったよねー!」
「だよねだよね。アカリはレポート用紙、何枚分になった?
提出前に三人で見せっこしよう………………あれ?」
アカリの友達二人は、私を間に挟み話していた。
しばらく話してから、やっと間違いに気付いた。
二人がサッと、左右に離れた。
「嘘っ……本気でアカリだと思った……何で?」
「似過ぎて、怖……
あ、な、何でもないから!バイバイ!」


