私の笑う理由

ガタンッ

私の隣の席の矢武君が立ち上がった
あれ、背こんなに高かったっけ

「な、何?」

あ、見過ぎたかな(汗)

「いや、思ってたより背が高いから
びっくりした」

苦笑いしながらあははと笑う

「藤咲…も、女子の中で
高い方…だな…?」

名前、呼ばれた!!なんか、違和感ー

「うん、このクラスでは1番かな?
やだなー、男の子達より高いなんて」

これは、ちょっとホント
小学校の時なんか、私より背高い人なんて、2・3人くらいしか…

「…でも、俺よりは小さい」

そうっすね…
だって、私165cmあるのに、見上げてるもん

「うん、だから嬉しい!
私達が1番大きいね!矢武君何cmある
のー?」
「去年測ったのだったら、177cm」

でかっ!高っ!何食べたらそうなるの?

「ははっ、おっきいねー、って私も!
一応おっきいんだよな…なんか
ショックですー」
「俺から、みたら小さいよ」

もしかしてフォローしてくれてる??

「ははっ、ありがとう、さっ並ぼ!!」