矢武君、なんか、怖いッス…
「じゃ、乗って?」
え、えぇ!?
いや、乗ってって二人乗り!?
「…早く…」
「あ、うん!えっと失礼します?」
「…はい、どうぞ」
二人乗りとか初めてだ…
き、緊張してきた…!!
「何処でも良いから掴まって」
「え!?ど、何処に…」
そっと、矢武君のジャケットを掴む
「落ちたいの…?」
「え!嫌…!」
「しっかり掴まって…」
え、初めてだから…何処に掴まればいいか分からない…
「こ、こう?」
「!?」
ガシッと矢武君のお腹の方まで手を延ばす
「…え、あ、違う?」
「…いや、もうコレでいい…
家、何処?」
「高架下のコンビニの近く…なんだけど
分かる?」
「あー…うん、何と無く間違ってたら教 えて?」
「うん、ありがとう!」
スッと走り出す自転車
矢武君て細いなぁ、羨ましい…
矢武君って、いいにおい、だな
ドキドキ
…うん?な…にこれ…?
ドキドキ
え、私矢武君にドキドキしてるの?
違う違う!私は矢武君が好きな訳じゃ…
じゃあ、何、何でドキドキしてるの?
私は、きっと、矢武君のこと
好きなんだ…
私は、恋しちゃいけない
私は、あの子の為に生きるんだ
私は、大切な人を作っちゃいけない
私は、あの子より大好きな人を作っちゃダメなんだ
大丈夫、まだ、好きだって気付いたばっかり…矢武君は私のことなんか好きじゃない…まだ、矢武君のこと忘れられる!
大丈夫、大丈夫…なのに…っ
なんで、こんなに胸が痛いの…?
「じゃ、乗って?」
え、えぇ!?
いや、乗ってって二人乗り!?
「…早く…」
「あ、うん!えっと失礼します?」
「…はい、どうぞ」
二人乗りとか初めてだ…
き、緊張してきた…!!
「何処でも良いから掴まって」
「え!?ど、何処に…」
そっと、矢武君のジャケットを掴む
「落ちたいの…?」
「え!嫌…!」
「しっかり掴まって…」
え、初めてだから…何処に掴まればいいか分からない…
「こ、こう?」
「!?」
ガシッと矢武君のお腹の方まで手を延ばす
「…え、あ、違う?」
「…いや、もうコレでいい…
家、何処?」
「高架下のコンビニの近く…なんだけど
分かる?」
「あー…うん、何と無く間違ってたら教 えて?」
「うん、ありがとう!」
スッと走り出す自転車
矢武君て細いなぁ、羨ましい…
矢武君って、いいにおい、だな
ドキドキ
…うん?な…にこれ…?
ドキドキ
え、私矢武君にドキドキしてるの?
違う違う!私は矢武君が好きな訳じゃ…
じゃあ、何、何でドキドキしてるの?
私は、きっと、矢武君のこと
好きなんだ…
私は、恋しちゃいけない
私は、あの子の為に生きるんだ
私は、大切な人を作っちゃいけない
私は、あの子より大好きな人を作っちゃダメなんだ
大丈夫、まだ、好きだって気付いたばっかり…矢武君は私のことなんか好きじゃない…まだ、矢武君のこと忘れられる!
大丈夫、大丈夫…なのに…っ
なんで、こんなに胸が痛いの…?


