「なぁ、そこの女の子?」

え、

「私…ですか?」

後ろに振り返ると…
わ、ヤンキー集団だ…金髪さんが3人居る。目チカチカするよ

「そうそう、君のこと」
「あ、何ですか?」
「お!めっちゃ可愛いじゃん
ラッキー♪今から、俺らで遊びに行く んだけどぉ、一緒に行かない?」

遊び?今からってもう遅いよぉ〜ん

「いや、私結構です。他の人でも
誘って下さい」

漫画買って帰りたいしー
欲しい漫画を持ってレジに行く

「ありがとうございましたぁー」

よっしゃぁ!GET漫画!
家帰って見ーよう!!


「おい、ちょっと待てよ!」
「へ?」

さっきの金髪さん集団の中のA君が私の腕を掴んだ

「俺らの誘い断んの?」
「え、はい、漫画、読みたいんで」

バンッ!

あー、私、こーゆー人嫌いだなぁ
壁ドンって、恰好良い人が、やらないと
残念なのにね

「行く…よな?」
「いえ、結構です、どいて下さい」
「んだと!おい、連れてこうぜ」

ええ!?何処に!?
チラッと店員さんを見ると目て見ぬふりをしてる
こいつら…!助けろよぉ!!!

「やめて!離して下さい!!」

私は、イラっとして腹を殴ってやろうと思った時

「何してんの?」