私の笑う理由

多岐 side.
今日は、変な奴に会った
確か…名前は忘れた
でも、バスケ部だって言ってた
俺に話し掛けてくる女子は珍しかったからかなりびっくりした
そいつは、眼鏡を掛けていたけど
隠れ美人と言うべきなのか
顔は整っていた

「何考えてんだ俺は…」
「なーに言ってんだよ、多岐!」
「晴樹…」

こいつは、俺の幼馴染の橋口 晴樹

「多岐ぃ、お前今日、自主練すんの?」
「うん、今日から始める、 晴樹は?」
「今日は…あ、麻由美とデート…」

河嶋 麻由美 晴樹の彼女?らしい

「あいつ、彼女じゃ無いんだけどな」
「ま、お前好きな奴いるもんな」

確か、女子のバスケ部だったと思うけど

「お、おう…多…岐はいないの??」
「俺は、いないな」
「そっかぁー!出来たら言えよー」
「おー」