朝比奈は、ぽかんとしている紅美に少々苛立ちながら、“早くしろ”と言わんばかりに手をひらひらとさせた。
紅美が首の後ろに手を回してネックレスを外すと、差し出された朝比奈の手のひらにちょんっと乗せた。
「ふぅん……お前、七月生まれ?」
「はい、七月二十日です」
紅美の二十五歳の誕生日は、つい二ヶ月前のことだった。平日で、普通に仕事をしていたし、恋人もいなかったため、誕生日だというのにいつもと変わらない日だったのを思い出して、紅美は少し切なくなった。
(あ、でも帰りにコンビニに行ったら店員さんがコロッケおまけしてくれたっけ……)
紅美が首の後ろに手を回してネックレスを外すと、差し出された朝比奈の手のひらにちょんっと乗せた。
「ふぅん……お前、七月生まれ?」
「はい、七月二十日です」
紅美の二十五歳の誕生日は、つい二ヶ月前のことだった。平日で、普通に仕事をしていたし、恋人もいなかったため、誕生日だというのにいつもと変わらない日だったのを思い出して、紅美は少し切なくなった。
(あ、でも帰りにコンビニに行ったら店員さんがコロッケおまけしてくれたっけ……)



