「ねぇねぇ、あの人めっちゃカッコ良くない?」
「入学式そうそう先輩と喧嘩して傷1つもなしで勝っちゃったんだよ!?」
なんて言う女子の会話が聞こえた。
へぇ、小説みたいなやつがいるんだ…。
そんなことを考えてる間にもあいつはまだ喋りかけてくる。
いい加減、殴りそうになったとき。
「……おい、お前うるさい」
私の後ろから声が聞こえた。
「はぁ?お前には関係ないだろ」
あのうるさかった男子も負けじと言い返している。
「関係あんだよ。それにこいつに喋りかけてもムダ」
それに返事をする助けてくれたであろう男子。
ってか、私のこと知ってるやつ?