私が教室に戻ると駿がいた。


「……お前今までどこに…ってどうしたその頬」


「…あぁ、叩かれた」


すると駿は私の腕を引っ張り抱き締めてきた。


「……ごめんな、あの日守るって言ったのに」


あの日とは高校に入学する前の話。


「…大丈夫、大したことない」


すると、


「ちょっと待ってろ」


と言い教室を出ていった。