そして、桧垣紗緒との対談の日がやってきた。
テレビだけあって、専門のスタイリストやメイクさんも朝から忙しく動いている。
「おはようございます。
今日はよろしくお願いしますね。
ちょっときびしい質問もするかもしれませんが、答えたくなかったらノーコメントでも嫌ですでも遠慮なくいってください。
編集はいくらでもできますからね。」
「おはようございます。
こちらこそお手柔らかによろしくお願いします。」
優理香は何気ない挨拶をして、スタジオの中に白いテーブルにパラソル、そして紅茶を用意してティーラウンジ風なセット内での取材となった。
テストもほぼしないまま、本番でバンバン質問していく感じでテレビ収録が始まった。
凌路は本来はオフ日だったが、桧垣の行動が気になることもあってスタッフのいる側で収録を見つめていた。
「では早速、今、話題のライターである名郷優理香さんにたくさんある質問に答えていただくことにしましょうか。
ライターになったきっかけはご両親が経営していた旅館が倒産したからというふうにきいていますが、本当ですか?」
「はい、本当です。
温泉地のごく普通の旅館をしていましたが、あるときから温泉が出なくなってしまい、廃業となってしまいました。
でも、私も温泉宿で育った人間だったんだなぁって、記事を書いているうちに思うようになりました。」
「今回、僕のスウィーツ紹介先でたまたまご一緒したのがきっかけで、この番組の出演をお願いしたんですが、スウィーツについてもいろいろ書かれていますよね。
僕は別名スウィーツ王子という名前があるほど、洋菓子に興味があってこの番組でもさりげなく洋菓子が置いてあったり、お店紹介もしています。
名郷さんがスウィーツを扱うようになったきっかけは何だったのですか?」
「私の紹介するスウィーツは基本的にはお泊りできるお宿内で楽しむスウィーツなんです。
しかし、昨今はホテルが何件か集まるようなところに話題のお店があったりするんです。」
「なるほど・・・それで先日は重なってしまったというわけですね。」
「はい、決して縄張りを荒らしているわけではありませんし、私の方はしょせん見開き2~3ページの文章だったりする程度ですので、テレビとはかなり違うはずです。」
「そうですね。それに売れっ子のお店は僕たちより、常連のお客さんの方がよく知ってると思うしね、
ではちょっと質問をスウィーツから変えてみましょうか。」
テレビだけあって、専門のスタイリストやメイクさんも朝から忙しく動いている。
「おはようございます。
今日はよろしくお願いしますね。
ちょっときびしい質問もするかもしれませんが、答えたくなかったらノーコメントでも嫌ですでも遠慮なくいってください。
編集はいくらでもできますからね。」
「おはようございます。
こちらこそお手柔らかによろしくお願いします。」
優理香は何気ない挨拶をして、スタジオの中に白いテーブルにパラソル、そして紅茶を用意してティーラウンジ風なセット内での取材となった。
テストもほぼしないまま、本番でバンバン質問していく感じでテレビ収録が始まった。
凌路は本来はオフ日だったが、桧垣の行動が気になることもあってスタッフのいる側で収録を見つめていた。
「では早速、今、話題のライターである名郷優理香さんにたくさんある質問に答えていただくことにしましょうか。
ライターになったきっかけはご両親が経営していた旅館が倒産したからというふうにきいていますが、本当ですか?」
「はい、本当です。
温泉地のごく普通の旅館をしていましたが、あるときから温泉が出なくなってしまい、廃業となってしまいました。
でも、私も温泉宿で育った人間だったんだなぁって、記事を書いているうちに思うようになりました。」
「今回、僕のスウィーツ紹介先でたまたまご一緒したのがきっかけで、この番組の出演をお願いしたんですが、スウィーツについてもいろいろ書かれていますよね。
僕は別名スウィーツ王子という名前があるほど、洋菓子に興味があってこの番組でもさりげなく洋菓子が置いてあったり、お店紹介もしています。
名郷さんがスウィーツを扱うようになったきっかけは何だったのですか?」
「私の紹介するスウィーツは基本的にはお泊りできるお宿内で楽しむスウィーツなんです。
しかし、昨今はホテルが何件か集まるようなところに話題のお店があったりするんです。」
「なるほど・・・それで先日は重なってしまったというわけですね。」
「はい、決して縄張りを荒らしているわけではありませんし、私の方はしょせん見開き2~3ページの文章だったりする程度ですので、テレビとはかなり違うはずです。」
「そうですね。それに売れっ子のお店は僕たちより、常連のお客さんの方がよく知ってると思うしね、
ではちょっと質問をスウィーツから変えてみましょうか。」

