私は勇気を出し、2人に聞いてみた。




「花菜と知紗は?」

「ああ、いるぜ?」



久保田くんが指さした先に、2人はいた。

あの時と同じよう、床に座っている。

あそこだけ・・・空気が違う。



「花菜も知紗も会いたがっていたよ、紅羽に」

「本当・・・?」



恭真に言われ、私は荷物を置き、そっと2人に近づいた。



「・・・花菜・・・知紗・・・・」



やべ・・・超緊張する。



2人は話すのをやめ、振り向いた。

同じタイミングで、2人は瞬きをした。

気が合いすぎるよ・・・!



「おは・・・」

「「紅羽っ!!」」



2人は近所迷惑なぐらい叫び、私に抱きついた。




え?