その銃声が聞こえたとき
今までいた場所から引き戻されたようなショックを受けた

目から涙が溢れてくる

初めてのその感覚に私は怯えた

「大輝が…」


「あれ?大輝が死んでそんなに悲しい?
さっきの質問だけど、正解だよ。大正解!アハハッ」

「え……」

黒い仮面の声が変わった
敬語じゃないその口調

少し高めの声


「その声は……!?」

「もしかして気付いちゃった?」