そして、ゆっくりと匂いを吸う

ゾクゾクする

なんて気持ちいいんだろう

大輝はこれがとっても素敵なことだって
気づいてないのかな。

ふと、隣にいる大輝の方を見た

そこには
私と大輝以外を殺し終わった黒い仮面がいた

「残ったのはこの二人ですか。偶然ですね。」

やっぱり
思ったとおりだった

「俺らを残したのはわざとなんだろ?」

大輝の言葉に黒い仮面が不気味な笑い声をあげた

「じゃあ、ほかに何があるというんですか?本来の目的は貴方達を殺すことですから。」