「では、皆さん。琴莉さんの御要望もあったので始めましょうか。教室の後ろで円になって座ってください。」

みんなは素早く円になり座った

私はゆっくり立ち上がり、血の溜まった上履きをぺちゃぺちゃと音を立てながら

大輝の隣に座った

「全員座ったようですね。では説明します
今から私のお題を出します。それに当てはまる人は立ってください。嘘をついた者は殺します、不審な動きが見られた時も同様です。」

このゲームは良く分からない

嘘を付く付かない関係なく
立ったら殺されるとかあるかもしれない

裏を返せば返すほど分からなくなっていく


「どういうこと…」

思わず心の声が漏れてしまった

すると…

「このゲームはルールに忠実に従っとけば助かるよ。」

「大輝…。」