「いやあああああ!!!!!!」

私は思わず立ち上がった

目の前にはゆきがいる

「琴莉ちゃん、どうしたの?みんなびっくりしてるよ。」

「…ゆき」
一気に恐怖の糸がほぐれた

「そうだ、お昼さ、一緒にご飯食べよう。用があるから先に屋上で待っててね」

「うん」

その言葉が嬉しくて嬉しくて

周りのクラスメイトなんか気にせず
お昼までなんとかやり過ごすことができた