空と彼と私

征司は、女の子達に何をしたのだろうか?


「麻衣、あんたホントのところ真壁くんの何?」


「え?クラスメイトくらいしか言いようがないけど」


話していて、胸がチクンと痛む。


特別な何かが征司と私の間にあるようには、到底見えない。


ただ、たまたま征司が普通の同級生のように、私に接してくれただけで、彼は、私のこと何とも感じていないはず。


私は……恐らく、あの時から、征司に対する見方が変わった。


友達になりたいと思う。
征司のこと、知りたいし。


「でもね、真壁くん、女の子達を、売り飛ばしたっていうのかな?よくわからないけど、ヤクザみたいな厳つい男に連れていかれたよ」


「……は?ゴホッ。……それ、ゴホッ、……ホント?」


飲んでいた紙パックのいちご牛乳が気管支に入りかけた。