いや… ただですまさないも何も、失踪する予定だったんだから、もう知らない。関係ない。 この怒りの状態のまま早くこの家を飛び出さなきゃ。 私は覚悟を決めてボストンバックを握りしめて階段を降りた。 ……失踪。 言葉では簡単なように聞こえるけど、何だかとても重大な事を実行しようとしてる気がする。 玄関のドアの前に立ったあたしに 『さ~このドアをあけたら自由よ。』 天使なのか悪魔なのかわからない誰かが囁き背中を押す。 ん……………………。 …やっぱり家出にしとこうかな?